アスリートの子供に親ができることはいくつあるか?

戦う子供に親がしてやれること

スポーツにしても、囲碁や将棋にしても、戦う子供たちに親がしてやれることって本当に限定されている。

練習にかかるお金を払ってやること、練習あるいは試合に向かう送迎をしてやること、食事を用意してやること、見守ること……。

親は素人のくせに、練習内容や試合結果に口を出したくなるし、実際出してしまうこともしょっちゅうある。嫌だろうな~、とわかっていてもつい…出てしまいますよね…。

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大人になったから見えること

実際、親だって自分が子供の頃にここまで本気で頑張ったものが今のわが子ほどにあるのか?っていうと、ない人の方が多いのではないでしょうか?自分が子供だったころの習い事って「ピアノ」「水泳」「絵画教室」「習字」「塾」「そろばん」「公文式」…こんなもんだったような。習っていると言っても、たしなみ、程度の子がほとんどで、全国コンクールなんかに出るような本気度の高い子はほとんどいなかった。

ここ数十年で習い事関係も多様化と本格化して、いくつもかけもちしているような子供も、そのうちのどれかはトップを目指していきたい!と打ち込むような習い事がひとつはあって…ということが珍しくないようになった。

だから、今の親世代はわが子の頑張り、もっと尊敬すべきですよね。もっと、言葉にして「あんたはスゴイ!!」と言ってあげないといけないな、と思います。

でも大人になった自分は、おもに己の過去の後悔などから今の努力に加えて、わが子に「もっとできるよ!」というアドバイスをついつい送ってしまう。勝ちたい!もっと高みにいきたい!と思う子は、いくらこれでいいよ、と言っても満足したりしないと思う。たぶん、どこかで自分の子供に対して「これで満足してもらっては困る」と思っているんでしょうね。言い方は悪いけど、信用していないというか。

自分で自分をメンテナンスできる人間しか進めない道

この10月からEテレでアニメ2期が始まった羽海野チカさんのマンガ『3月のライオン』で棋士になることを諦めようとする師匠の息子に対して、進言してもらおうとする主人公に言った師匠の言葉が、親のアドバイスがいかに意味を持たないモノか、語っています。

無理だよ

他人が説得しなけりゃ続かないようならダメなんだ

自分で自分を説得しながら進んで行ける人間でなければダメなんだ

プロになるのがゴールなんじゃない

なってからの方が気が遠くなる程長いんだ

進めば進む程 道はけわしく まわりに人はいなくなる

自分で自分を調整・修理(メンテナンス)できる人間しか

どのみち先へは進めなくなるんだよ

出典:羽海野 チカ 『3月のライオン』1巻

このセリフに全部答えが書いてますよね。

練習みたいなきつい事、辛い事、無理強いしてやらされるのなんか、限度があります。自分でやる、と決められなければ先の世界には進めないし、やると決めてやった事と、いやいややった事とでは効果もまったく違う。

どんなに才能があるのではないか、素質があるのではないか、と周りが期待しても、本人がやると覚悟を決めていなければ、その花は開かないのです。

ただ、だからこそ親もわが子には後になって「もっとやっておけばよかった」と悔やむようなことをしてほしくないから、ついつい口出ししてしまうのでしょうね。

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