練習以外の悩み事

初日は親もドキドキだった

娘が通うスイミングスクールの選手育成コースの練習は本科のレッスンが終わった後からスタート。

ふだんはこれから始まる子、終わった子が入り交じってにぎやかな見学席が、ここからの時間帯は静か…。慣れた場所なのになんとなく緊張する。

スクールバスの子もいるし、中学生の選手も多いので、見学席に最初から最後まで見学している親は多くないが、熱心なお母さんや、親子でスクールバス通学のため帰るに帰れない、遠方なので一時帰宅するのもそれはそれで大変…という家庭もあり、それなりにギャラリーがいるという感じ。

最初はこの各自絶妙に距離を置いた保護者達の中に入ることさえままならず…。

今でも話せる人と話せない人がいるものの、話せる人がゼロではないのが救いではある。

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なんでこうも人の輪に入りづらいのか

さて、見学席を見るとグループとまではいかないまでも、数人でおしゃべりしているママたちがいる。彼女たちは最初からこうだったわけではなかろう。

おそらく、この中の誰かが勇気を出したか、空気を吸うがごとくの自然体かはわからないが、声を掛けて始まった繋がりなのだろう。

水泳の話からやや脱線するが、自分は人の輪に交わるのが遅いのか…?

炎上覚悟で言うと、あまり相手に関心がないのだと思う。

話しかけられる、質問に答える、でも私から相手に対して知りたいと思うことが思い浮かばないのだ。まぁ、相手も大抵そんな感じなのでお互い様なんですけど。

向こうだって見事なまでのモブ顔ブスに何の関心も沸かないなか、フル回転で会話のきっかけをくれているというのに、なんという無礼…。

ただ、聞きたいことが全くないわけではない。定期的な保護者会も知らないうちになくなったというこのスイミングスクールで、暗黙の掟のようなものはあるのか?とか試合にはどうやって出られるようになるのか?とかここでやっていくために聞きたいことは山ほどあるが、この手の自分にしか利益ならないような質問ばかりを初対面でされると、相手が引くような気がする。少なくともわたしなら「コイツ…自分のことばっかり…コミュ障か?」と思う。


コミュニケーションめんどくさい

となると、あたり障りのない会話とこちら側の質問と硬軟取り混ぜて会話を成立させていくほかないが、それがなんだか異様に面倒くさいのだ。

あたり障りのない会話、たとえばどちらにお住まいなんですか?とかお子さんは何年生ですか?とか…「ふ~ん」とか「そうなんですね~」とかしか言わない自分が目に浮かぶ。そこから広げられる自信がまったくない。なにより、わたし自身があんまりそんなことを相手に聞かれたくないので、どこかで遠慮してしまう。

これは初対面で踏み込み過ぎだろうか?

ではこれなら?

とさほど知りたいわけでもない質問を吟味するうちに、ドラえもんの最終回と都市伝説化している「植物人間だったのび太の夢だった」回よろしく、脳内でエア会話をしており虚しく練習終了時間を迎えたりしていた。

まことのコミュ障はわたしの方である。

水泳

結論:誰も何も気にしていない

とくに誰にも「今日から入りました、よろしくお願いします」的な挨拶をせず、しれ~っと見学席に加わったわたしであるが、(あまりにもみんなバラバラに座っているので全員に挨拶するには演説方式か、米国映画的日本人のようにドーモドーモとヘコヘコ回っていくしかなく、どっちも嫌だったのだ)なんとなく誰それちゃんのママという認知を得るに至った。

先人のママたちも特に話しかけてこない人、隣り合えば話しかけてくれる人、いろいろだが「新参者が挨拶もなしで気に食わん」と思っている人はおそらくいなかった…と思いたい。

先人にしてみれば、手持ちの有用な情報量は明らかに自分たちの方が多いのであり、他のスクールからの移籍組でもないかぎり自分たちが興味を持つような情報を新参者が持っている可能性は低い。教えを乞うてくるなら答えてやるのが世の情け、と思っていても聞いてもないのにいろいろ説いてやるメリットはまぁ、ない。新参が話しかけないかぎりはコミュニケーションが成立しないのは必然と言えよう。

だのに、なぜわたしが今のうのうといろいろとノウハウを伝授されたかというと、たまたま心根の優しい先輩ママたちに出くわしただけなので、皆さまはガンガン質問するか、盗み聞きで情報収集するか、こちらのブログの更新をお待ちいただくことをおススメする。

じつは、そんな経験がこのブログを立ち上げようと思ったきっかけなのでした。でも、あくまでわたし達親子の経験なので、ご参考まで、程度ですが。

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