ひさびさの更新なのに小ネタです
みなさんは、あるいは、みなさんのスイミングスクールは試合の標準記録を守ってエントリーしておられますか?
水泳の試合はご存知のようにその大会ごとに設けられた標準記録があります。エントリータイムとか制限タイム、参加記録といわれているのを聞くこともあります。
公認大会でこの記録を突破した選手が試合にエントリーできるのですが、スイミングスクールによっては、練習中に出た記録や「(次の試合ではその記録が)出るだろう」という【見込み】でエントリーしてしまうことがあります。ほんとはダメなんだそうです。
実のところ以前のスイミングスクールでも現在のスイミングスクールでもこのイレギュラー対応を見かけたことがあります。
わが子は以前のスイミングスクールではヘッドコーチにやたら厳しくされていたのでどんな試合であろうとも練習タイムや「見込み」で出してもらうことはありませんでしたが、長年まじめに練習しているけど出られる試合があまりない子にはそのような措置をとっていたようでした。
現在のスイミングスクールでは、各試合の標準記録が告知されているので、選手がタイムに足りていないけどどうにか出してほしい、と相談してコーチが標準記録と大きな差がないと判断した場合には、選手の意気込みを買う形でそのような措置がとられることがあるみたいです。
さきほども述べましたが、ほめられることではありません。
でも、どちらの事情も、まぁ、心情的には理解できます。

無茶は禁物
とはいえ、心情的に理解できたら何をしてもいいのかよ?ということになるとそれもまたおかしな話で、きちんとタイム切ってエントリーしている選手はいったい何なのだ?と思う方もいるでしょう。
う~ん、いるかな?そういう選手が大ベスト出して入賞、ということはなかなか考えにくいですし…。
どちらかというと、まじめに標準記録を守ってエントリーしなかった選手は不満に思うでしょうね。
では、そうやっていわゆるズルをしてエントリーした選手にペナルティはないの?というと、やはりというか、ある場合があるという…。
○○スイミングスクールのコーチの方~
試合途中、会場にときどき響くアナウンス「○○スイミングスクールのコーチの方は△△まで~」
たいていは、計時員や招集係など、担当の持ち場に遅刻しているコーチのお呼び出しですが、あまりにも標準記録から乖離したタイムを出した選手のレース後にもこのお呼び出しがかかることがあるそうです。聞いた話、なので必ずどこの都道府県でもそうかといわれると自信はありません。
その聞いた話では、本当にこの選手はタイム切れているの?という追及があるのだとか。実際のところは公認記録で切れているか否かは水連は把握できるので、エントリーに際し、選手のエントリータイムは公認記録であることが前提としていて、試合で「あれ?」と思う結果が出た選手の公認記録はその場で調べて、からの「今見たら公認でタイム切れてへんやんけ、どうなっとんのじゃワレ」ということでしょうか。
そこから後の対応はわかりませんが、スイミングスクールは厳重注意の指導を受けるのでしょう。
選手本人には、スイミングスクールから連絡があるかもしれませんが、選手本人の意向であろうとなかろうと、結果的にスイミングスクールが決めたことなのですから、水連から何か言われるということはないのではないかな、と思います。
わが子も、タイムが切れていないまま出ることはないものの、コンマ数秒ギリギリ…というエントリーはしょっちゅうあるので、これを聞いてからはベスト更新の他に「祝・お呼び出し回避」も追加されることとなったのでした。(前向き)