水泳は、ケガの少ないスポーツというのは、古の頃からこすられすぎたセールストークですが、ケガのリスクはなにも水泳中ばかりではありません。
体育の授業や放課後の遊びの中で…子供たちは余裕でケガして帰ってきます。
かくいう、わが子もケガをして帰ってきます。
ついこの間は、体育の器械体操で腰と膝をひねって痛めました。頭の高さほどの跳び箱を跳んだけど着地失敗したとのこと。筋肉番付かよ。ケイン・コスギかよ。
痛む個所を確認すると、膝は靭帯のあたり、腰も全範囲をひねったみたいでした。
いつもの整骨院へ…と思ったのですが、予約制に変わったことと、お年頃になり、患部に触れられることに抵抗が出てきたこともあり、今回は整形外科へ行きました。
整形外科では
整形外科での診察は、レントゲンと問診でした。
なので、通院して何か症状が緩和する、というよりは処置が必要な症状を見落とさないようにチェック、が中心でした。診察だから当たり前といえば当たり前ですね。
レントゲンは膝に関してはいろいろと角度を変えて何枚も撮影されました。
オスグッド病
そのおかげで、バレーやバスケなどのジャンプが多い競技やサッカーのようにキック動作が多い中高生(主に男子)に多い軽度の骨の出っ張り?のが見られる、と思いがけない所見も診断されました。
あとで調べると、どうやらオスグッド病またはオスグッド・シュラッター病といわれる成長期のスポーツ障害のひとつらしいです。詳しくは、クリニックや整形外科学会のサイトで確認してもらうほうがいいですが、要は骨の成長に筋肉が固かったりすることが原因して筋肉の成長が追い付かず、骨が伸びどころを失って痛みが生じるようです。

予防策・処置方法は
予防としてはストレッチ、痛みが出た時の応急処置はアイシングだ有効だそうです。
わが子は、痛みが出ていないので(今回の痛みの原因は外的要因なので)、とくに心配する必要はないとのことでした。今後、その出っ張りが大きくなると要注意だけど、水泳も乗馬も悪化する原因にはなりにくいので過剰な心配は無用、とのことです。
痛みがあるときの試合は
とりあえず、練習は控えて。安静第一。手術するようなケガでもないし、せいぜいシップを貼る程度。
数日後に試合が控えていたので、短距離を数本泳ぐ程度はいかがか?と聞いたところ「もちろん、あんまり良くはないのだけど、その程度なら致命傷にはなりにくいとは思う。正直、この年齢でブロック注射したり痛み止め飲んだりはあんまりさせたくないなぁ…」とのことで、痛み止めなし根性頼みで挑むことになりました。
結果は…痛みがあるなか頑張ったねぇ(棒)でした。コーチのお呼び出しがかかるほどではなくて良かった。年々喜びのハードルが下がっています。良い傾向。平手打ちされたり、もう帰ってくるななんてメッセージが入れられる子もいるそうなので、感謝してほしいですよ、まったく。
話は脱線しましたが…
試合後、やはり治りかけていた膝・腰は再び痛みだしました。体育の実技テストも重なり、しばらくは痛みも一進一退しましたが、湿布と安静(できていないけど)で半月ほどでほぼ完治しました。
でも、症状がもう少し重症だったり、無理をして練習を続ける期間が長かったりすると悪化するとも限りません。実際に、動けば痛みは悪化したので本当に痛みがあるうちは要注意です。
ケガをしたときはなるべく安静に、というお話でした。