わが子、フィンを買う
選手コースになったなぁ〜、という実感が得られるものの一つに「フィンを買う」「パドルを買う」というのが挙げられると思うのですが、どんなものでしょう。
よそでは選手育成コースでも用意するよう指示されたりすることもあるかもしれませんが、わが子のスイミングスクールに関してはフィンやパドルは選手コースになってから準備して十分間に合うものです。
パドルは今でも時々使う事もあるのですが、ビート板やプルブイ同様にスイミングスクールのものをお借りできるので、わが子は買っていませんでした。ビート板はさすがに使用頻度が高いので選手育成コースに入って何ヶ月かしたくらいで用意しました。
買うのもったいない、というよりも「うわ、あの子まだ大した事ないのにイキってんなぁ」と思われるのがイヤというか…。
育成コースの練習で使いもしないフィンならともかく、パドルくらいでそんな事を思う人はいないのはわかるんですが、何となく…。自己肯定感が低いので異様に他人様の目を気にしてしまう母。わが子に遺伝しない事を願うばかり。
まぁ、そうこうしているうちに本当に必要になったので後ろ暗いところもなく晴れて堂々とフィン選びができるようになったのですが、値段がピンキリなのはもちろんのこと、素材やヒレの長さ、かかとの形状がさまざま!
これはダメ、っていうのではなく、好みで選ぶものだそうなので、これなら間違いない!というものがあるという話でもなさそうです。
もちろん、超高級品ならヒレの長さが好みじゃなくても誰もが満足できる使用感なんでしょうけど、そんなもんがこんなノービスレベルで買えてたら今頃なんの気負いもなくフィン買っとるっちゅうの!
結局、コーチが最近見つけたという「安くて柔らかくてヒレが短い」フィンを買う事にしまして、今のところ本人は不満はないようなのですが、選ぶポイント(今回はコーチのオススメだったので「こんなん嫌ですわ」と言える訳もなく買う事は不可避だったのですが)を先輩ママさんや先輩選手に聞いて意識したのは
- 素材
- ヒレの長さ
- カカトの形状
- 履き口のフィット感
の4つ
素材
ゴムかシリコンか?という事になるようです。
最近はなんでもゴムが素材だったものにシリコンが取って代わる時代ですが、フィンもまた同じ、という感じみたいですね。
ゴムのフィンを触らせてもらいましたが、やっぱりシリコンに比べると硬いです。
ヒレの長さ
かつては、長いフィンが主流だったみたいですが、最近は短いフィンのほうが人気があるみたいです。
というのは、フィンが短いのと長いのとでは、長い方がケガのリスクが高いみたいです。
コーチもオススメの理由として「長いフィンはケガもしやすいので」と言って挙げておられました。
そうなると、ケガってどんなん?って事になってくると思うんですが、前の人のフィンが手に当たって、とかも「あるある」ですが、どちらかというとコーチが懸念していたケガは足首に負荷がかかりすぎることによるケガの方みたいです。
でも、ヒレが長いということは、それだけ推進力が出るということなので、スピード感を掴む練習にはやはり長いほうがいいのでは?と思うのですが…。「フィンの練習大好き!」という人は長いのが好みのようです。
カカトの形状
靴みたいに履くタイプか、クロックスみたいにかかとに引っ掛けるのか?大きく分けるとそんな感じです。
わが子は履くタイプ。かかとに引っ掛けタイプを使っている選手はarenaが多いです。
かかと引っ掛けタイプのことはわかりませんが、履くタイプは緩いと脱げてしまう(脱げてしまいそうになる)ので、その辺が注意ポイントのようです。
素足で履いても良いですが、フィン用のソックスというのがあり(百均で売っているガジェットケースのようなクッション素材で黒い地下足袋のような)、それを履いて調節したり。
わが子は足長はあるものの、幅がないので足長小さめ、幅大き目のどちらもしっくりこないタイプ。
でも、ソックスを履くときちんと動かせるみたいです。
履き口のフィット感
カカトの形状で説明したように、ベストは「足(の裏)の長さがあっていて、幅や履き口もピッタリのモノ」です。
全部完璧なものは少ないかもしれません。
かと言って、キツイと痛くて集中できないし、大きいと脱げそうで全力出せないし、困りものです。
そう思うと足首周りはフィン用ソックスである程度調節できるので優先すべきは「素材」と「フィンの長さ」かも。ちなみにソックスは普通のスニーカーソックスを使っている選手もいますよ。好みですね。