水泳と過呼吸の関連性

【本文の前に 被災された皆さまへ】

台風21号ならびに北海道胆振東部地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く日常生活を取り戻せるよう、お祈り申し上げます。
今はこの日記をご覧いただく余裕はないでしょうし、こんな日記に貴重な電気を使ってはいけません。
日常生活を取り戻したその日まで少しずつでも更新しながらお待ちしております。
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過呼吸(過換気)症候群って?

その昔、保健体育では過換気症候群と書かないとテストで×がついた記憶もあるけれど、今や『過呼吸』の呼び名の方がポピュラーな気がしますね。
さて、過呼吸とはなんぞや?と問われたら「急に呼吸ができなくなる症状」であると大抵の方が答えられると思います。
過呼吸の症状、急な動悸や呼吸困難は、主にストレス(不安、緊張、恐怖、興奮、あるいは疲労)が原因となるそうでそれと水泳がどう関係するの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、水泳の練習中に過呼吸を起こすことは、私が見ている範囲ですが少なくないです。
わが子も以前のスイミングスクールでの練習中に何度も起こしています。
本人の貧弱なボキャブラリーで曰く、「吸っても吸っても空気が入ってこない」のだとか。
泳ぐという行為自体が呼吸を制限することなのに、さらにこんな症状が発症したらパニックになりますね。
過呼吸は女性に多いらしい(男性ももちろん起こり得ます)ので、男性コーチは自身に経験がないのか「関係ない、行け!」と無情の練習続行を命じられたそうです。一方で過呼吸の経験がある女性コーチは中断して「ゆっくり息を吸うするように」と一応のケアがあったようです。
治れば容赦なく練習続行でしたが。ちなみに、このゆっくり息を吸う対処法は間違いです。
それでもいつかは治るのが過呼吸。
生命活動の根幹、呼吸を奪われるので命の危機を感じる過呼吸ですが、過呼吸では死なないので、単なる休息で回復しただけという…。

過呼吸の対処法

過呼吸の対処法として古い知識をほじくり返すと「ペーパーバッグ法」というのがあったような…。
昭和の不良がシンナーを吸う感じ(10代20代の方はピンと来ないでしょうが)で紙袋の中の空気をスーハーするアレです。
しかし、調べるとペーパーバッグ法はもう古いようです。というか、窒息などリスクの方が多いので現在は禁止されているようでした。
過呼吸では死にませんが、ペーパーバッグ法では窒息して亡くなった方がいらっしゃいます。
今は、「ゆっくり息を吐いて、少し空気を吸う」というスーハーならぬ、ハースーをゆっくりと繰り返す方法がポピュラーとのこと。
タオルを口にあてて少しずつ息を吸うのも効果的だそうです。
逆のようですが、「息を吸う事を制限する」事が対処法として正解のようです。
水泳の練習中ということを考えると、ゆっくりと呼吸する方がすぐ対処できますね。
水泳

もう少し詳しく過呼吸の対処法を

いったん息を止める
ゆっくりと息を吐く
少しずつ空気を吸う
をゆっくりと繰り返す。
とにかく、緊張や不安、疲労などが原因なので気持ちを落ち着かせることが大切です。

過呼吸はメンタルが影響する症状

そういえば先日、中距離種目の競技中に過呼吸を起こして選手が棄権している場面に遭遇しました。
中体連の試合だったので、部活で初めて経験した大きな試合だったのかもしれません。緊張が影響したのかもしれませんね。
このように、長い距離を泳いでいる最中に発症するので心肺機能に問題があるのではと心配になりますが、過呼吸はストレスといった精神的負荷が原因です。
事実、メニューの終わりがわからない、練習中のタイムがコーチの意に沿わなければ、終了時間を過ぎてもアゲイン、などプレッシャーが多かった以前のスイミングスクールでは頻繁したわが子の過呼吸ですが、現在は出ていません。
ほんとにメンタルが大きく影響するようです。
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