水泳って個人種目なのに足を引っ張ることとかあるの?
水泳をやっていて辞めたくなる時っていつなんでしょう?
練習がキツイ時?
コーチが厳しい時?
タイムが伸びない時?
自分に限界を感じた時?
色々とあるでしょうが、自分でどうにも出来ないのは、チームメイトに足を引っ張られたり、いじめられたり…そういう所なんじゃないかな?と思っています。
わが子は以前のスイミングスクールで選手育成コースに入った頃にしばらく嫌がらせのような事をしてくる子がいたのですが、その頃は親も辛かったですね。
聞こえよがしに「あー、明日の朝練に○○(わが子)来るなら行く気しないなー」とか仕草や声などの特徴をからかったり、靴を元あったところとは全然違う場所に置いたり。
嫌がらせをしてくるのはその子ひとりだけで、他の子たちはその子がいない時はわが子とも仲良くしていましたが、標的を自分にされるのが怖くて助けてくれるまではなかったです。
コーチにも相談して、色々と対応して下さったものの、結局その子が何らかの自分の都合で辞め、解決しないまま決着した、という感じです。
なぜ、対象がわが子だったのかはついにわからなかったですが、とにかく誰かを攻撃しないと気が済まない子だったようで、過去にも同じことを繰り返していたようで、犠牲者はわが子1人ではなかったようです。
いじめをしてくる子って、学校なんかではクラスの中心だったりして手強い相手のようなイメージがあります。ならば、スイミングスクールでいじめをしてくる子ってタイムが良くてチームの中心なの?っていうと、わが子のケースでは決してそんなことなくて、年齢に照らし合わせてもパッとする子ではなかったどころか、むしろ3つ下のわが子に半年で追い抜かれていました。
その子も明らかにタイムが抜かれた頃から嫌がらせをしてこなくなっていました。その頃にはわが子もたくましなっていて、ちょくちょく嫌味でいじっていましたね。
そういうところから考えると、競技の為に足を引っ張るというよりかは、ヒエラルキーの中で間違いなく自分より下、という存在が欲しい子だったのかもしれません。何をもって下なのかもよくわかりませんけど。
強豪校だとどうなんでしょうね?
強豪校に籍を置く方に聞いてみましたが、ポジション争いとかがあるわけでもないし、足を引っ張ったところで自分が強くならないと大会で他の選手に負けるだけなのでねぇ…あんまり聞かないな、との事でした。
ただ、「勝負の世界に身を置く子達だからね、記録を抜いた抜かれたでピリついた空気になる事はよくある」ともおっしゃっていました。
たしかに、わが子も速い子に追いついたり、追い越したりした時はメチャクチャ睨まれたりしていたなぁ。でも、それくらいの負けん気がないとダメなんでしょうね。なかには、「すごいね、○○(わが子)ちゃん!勝てなかったよ~!」と相手を讃えつつも「次は負けない!」と宣戦布告してくる少年漫画の主人公か!ってくらい爽やかな負けん気出す子もいて、個人差はあれど記録の抜いた抜かれたには一悶着あるものですね。
なので、水泳において「足を引っ張る」という事があるとすれば
個人的に気にくわない(いじめ?)
もしくは
自分と相手のベストタイムにまつわる勝ち負けからくる妬み、嫉み
からくる事がほとんどなのだと思います。
もちろん、オリンピックみたいに「標準記録を突破」して、「上位2位まで」に入賞する事、みたいな条件下で何人かは標準記録を突破できるだろう、とされていたら、水着を破くとか隠すとか、そういうザ・足引っ張り、みたいな事も起きようかというものだけど、大抵の水泳選手には縁のない事なのでは?と思ったり。スイミングスクール内で人数制限とかある試合や合宿ならあり得るかな?
つまりは、自分より速いから気にくわない、とか水泳とは関係のない原因で気にくわない、とか気にくわない事が足を引っ張る理由のほとんどのように思います。
負けると悔しいのはわかるんだけど、悔しい気持ちだけで感情のままに行動しても良い事はないような気もしますが、本当に強い選手はそのへんのメンタルコントロールも出来るんでしょうね。萩野選手と瀬戸選手の距離感とか真似できたら最高ですね。