こんなことで失格に!?水泳の試合、ここを注意!

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初めての試合はここに気を付けよう

たいていの水泳の試合では1種目参加するにあたっていくら、という参加料が発生する。だいたい地区大会から都道府県大会レベルだと千円前後しているという実感だが、全国レベルだともっと高額かもしれない…。というか、もはや遠征費用の高額さで気にならないかもしれないけれど…。

そんな、下手すりゃものの数十秒に千円払って試合に出るのに、結果失格で記録なし。なんてなったらとても悲しい気持ちになる。ただ、何度も書いたけれど、標準記録を突破しないと試合に出られない。今のところどうにか失格の憂き目には遭わずにはきたものの、実際は千円払ってでも参加させてもらえたことに感謝、という気持ちが私にはあるので赤字!とか損した!とかそういう感情はあまりわかないような気がする。リレーだとスライディング土下座決めて参加費メンバーに払い戻すかもしれないけど、なりたくてなったことではないので、お金の問題ではないですね…。

とはいえ、せっかく出場したなら無事に泳ぎ切って、きっちり公認記録として残したいモノ。ベストが更新されたら、もっと嬉しい。なのでざっくりと4つのポイントに注意して失格にならないように注意したい。もちろん、ここに書く以外にも失格ポイントはあるので、これさえ守ればオッケー!というものではないけれど、ビギナーの娘と私が短い期間の中で遭遇した失格理由なのでビギナーあるあるとして特にご注意いただければと思う。

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失格ポイント1 スタート時のふらつき

オリンピックや世界水泳なんかのテレビ中継で見たことがある方も多いと思うけれど、スタート台には「ピッピッピッピ…」と短く4回笛が吹かれた後に「ピーッ!」っと長めに笛が鳴り、そのタイミングでスタート台に上がります。その後、「用意」「Take your mark」の号令があるので、その「用意」の号令の後に動いたら足が動いていようがいまいが「フライング」とみなされ、失格になるみたいです。おそらく、スタート台から足の裏が完全に離れたら、センサーが反応するのかと思われます。ちなみに、「用意」と同時に身体を後ろに引く動作は大丈夫のようです。あくまで「用意」の後に静止していないとダメ、ということらしいです。

失格ポイント2 ターンのミス

クロールは、クイックターンで目測を誤って足が届かなかった…が一番多かった。背泳ぎのターンに入る時に伏し浮きの体勢(顔やお腹が下を向いている状態)になってからバタ足してしまった、平泳ぎ、バタフライは必ず両手でタッチターンしないといけないところを片手タッチしてしまった、など。

BC級大会は他の地域は知らないのだが、私達の地区では非公認大会なのと、その名のとおり、ビギナー大会なのでかなりルールがユルい印象があるけれど、それでもターンミスは見逃さない感じ。

失格ポイント3 泳法の誤り

ターンもさることながら、平泳ぎは足の裏でしか水を蹴ってはいけないので、あおり足(足の甲で水を蹴ってしまう状態)は当然失格。足が水面に出ることも失格。バタフライでドルフィンキックの後にバタ足が入ってしまう子もいたりして、これも失格。

平泳ぎはリオでも渡部香生子選手が一度失格となり、のちに取り消されたことでご存知の方も多いかと思うがスタート時の泳法のルールには特に注意した方が良さそう。ちなみに以下の引用がスタート時の規則。渡部選手はバタフライキックを2回打ったように見られ一度失格の判定をされたとか。オリンピックの審判をするような人が誤審するくらい細かくルールが決まっています。

 スタートおよび折返し後の一かき目は完全に脚のところまで行うことができ、この間、競技者は水没状態であってもよい。最初の一かきをしている間に、次の平泳ぎのけりにつながる下方へのバタフライキックが1回許される。(SW7.2)
二かき目の両腕が最も幅の広い部分で、かつ両手が内側に向かう前までに、頭の一部が水面上に出ていなければならない。(SW7.4)

競泳競技規則より

失格ポイント4 装具の不備

水着に関しては「FINA認証マーク付き水着」を着用していれば問題ないと思います。驚いたのは、キャップについている爪先ほどの洗濯表示のような装飾がついていて失格、ということ。

こんな小さなものが…

参加する前にスイミングスクールから渡される要項はきちんと読んでおかなくては…。

公認大会では、スイミングスクールのロゴやメーカーロゴが基準以上に大きいと、それも違反となります。スポンサードを受けていて特注デザインとか(だとしたらなおさらこの辺はシビアにチェックしてるでしょうが…)、公認大会非推奨水着、キャップを着けているとかでなければ気にしなくて良いと思います。

あと、ミサンガや絆創膏やテーピングもNG。ただし、プールサイドではセーフです。召集時に外しておけば問題ナシとの事。ミサンガは論外ですが、お子さんが手や足にケガをしているときは注意してあげてください。

まとめ

泳法やターンは競泳競技規則を読むとかなり細かくて試合前日に確認したりすると「ゲッ!うちの子できてへんやんけ」などと変な汗が出てくるのであらかじめ親子で確認しておくことをおススメ。

装具関連はキャップの飾りまで見られているとは…ビックリでありました。足とか怪我した時に水がしみるから内緒でテープ貼っちゃえば?とか言ってたけど、実際貼っていたら指摘されていたかもなぁ…。

以上、ご参考まで。

追記:2018.8.13

先日のパンパシ水泳でリレーの誤順でアメリカ男子が失格となり、日本が繰り上がり銅、となる珍事がありました。

リレーは引継ぎ(壁にタッチしてから次の泳者がスタートしないといけない。タッチされる前に足がスタート台から完全に離れると失格になります)違反もあるので注意したいです。

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