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知らんかった!リレーの引継ぎのポイント
先日、わが子は公認大会で初めて200mフリーリレーに出ることができた。リレーは非公式大会では何回か出たことがあるけれど、今までルールの類はほとんど教えてもらえなかった。
スタート前にチーム紹介がある事も知らなくて1レーンだったこともあり、わが子のチームだけ名前を紹介されても棒立ち会釈もなにもなし!という恥ずかしい目に遭ったこともある。
第一泳者以外はスタート台を持たない
「持ってはいけない」ということではないけれど、流れとしては以下の通り。
1人目は個人のレース(フラットレース、というのらしい)と同じで笛の合図でスタート台に上がってからの「take your mark」の掛け声の後は動いてはいけません。ここはいつもと同じ。
で、2人目以降。ここからは泳いできた選手のタッチとスタートする選手の足がスタート台から離れるまでの時間差が-0.03秒までは許容範囲、これさえ守れば動いていても違反とならないのだとか。とはいえ、これは計測の誤差に対応するための時間だそうで実際のところはきっちりタッチしたのを確認してから足を離さないと間違いなくフライングになるそうです。
つまり、足さえ(指だけだとしても)スタート台から離れなければスタート台で反動をつける動作をしていいので、じっとスタンバイせずに腕を振り上げたり身体を傾けたりして少しでも速く力強くスタートできるように努める方がいいみたいです。「立ち幅跳び」の要領です。
なぜかというと、ふつうのレースだと静の状態から号令で飛び込み台から足が離れるまでにだいたい0.7前後かかるそうなのですが(大きなプールだと電光掲示板にスタートの直後に表示される、あの数字です。)、この0.7秒前後の間に飛び込み直前の体勢になっておけばその分タイムが速くなるわけです。なので、引継ぎが上手い選手はまるっと0.7秒前後、下手な選手でも0.5秒くらいは速くなるのでは?と言われています。
とはいえ、泳いできた選手がタッチ板にタッチするまでに足が完全に離れると引継ぎ時の違反行為で失格、ということになるので注意しないといけません。連帯責任ですしね。
試合の前日から一夜漬けにもほどがある詰め込み指導で4人とも必死です。練習ではもちろん第一泳者以外は引継ぎ時に動いて良い事を知らないので、わが子はスタート台を持ち、他の子も持っていないにしても完全にタッチ板にタッチしてからヨイショッ!と飛び込んだり。コーチも「違う違う」みたいな感じでしたが、知らないよ~!教えられてないもん!
泳いできた選手がタッチ板の3mほど前に来たら次の選手は反動をつけてスタート準備し、タッチした時点で飛び込める状態がベストだとのこと。
スタート前からスタート直前までの手順
では、ルールというかマナー的なところを。スタート台の前まできたところから今回分かった範囲で。
個人のレースと同様にスタート台の前に来たらチーム紹介が始まります。
余談ですが、大きな大会になるとレース前に紹介がありますが、地方大会、都道府県大会のタイムレース決勝の試合や決勝があっても予選だとバンバン進行していかないといけないのでスタートして競技中に選手紹介、50m競技だと読み上げている間にゴールしてしまうので紹介もなし、ということがほとんどです。でも、リレーに関しては規模の如何に拘わらずスタート前に紹介があります。(泳ぎだすと誰が誰かわからなくなりますもんね)
オリンピックや世界水泳などのように予選レースと決勝レースが分かれておらず、1回勝負のレースで出たタイム順で順位を決める方式のことです。
アナウンスはだいたいこんなんです。
「プログラム〇番、女子(男子)200mフリーリレー、○組。各チームのオーダーとレーン順を紹介します。第一レーン○○チーム、(第一泳者から順に)△△さん、■■さん、●●さん、□□さん…」という感じです。各々、名前を呼ばれた時に一礼、です。
第一泳者のみ正式タイムを計測します、とは?
チーム紹介のあとにこのようなアナウンスがあります。前述のとおり、第一泳者だけは個人レース同様のスタートなので、公認大会の場合は、そこで出た記録も公認記録として認められるそうです。だからだと思いますが、第一泳者は各チームのエース的な選手がオーダーされていることが多いみたいです。あとは、その試合が何かの予選会を兼ねている時にここでタイムを切れればこのタイムも標準記録突破扱いとなるので、どうしてもチャンスを増やしたい選手をもってくることもあるみたいです。
もちろん、陸上みたいにアンカーで巻き上げを狙っていると感じられるオーダーのチームもあります。
オーダーとレーン紹介のアナウンスの後は
第一泳者を残してその場に座ります。あとは、引継ぎを待つ選手だけが立つ、の繰り返しです。
あとは、ゴールを目指すだけ。頑張りましょう!